珪藻土のバスマットは、お風呂上がりにバスマットがベタベタになる不快感を解消してくれるとても便利な製品です。
ですが、先週、ニトリやカインズの珪藻土を使った製品に、法令の基準を超える石綿(アスベスト)
珪藻土の製品の処分方法はどうしたらいいのでしょうか?
今わかる範囲で調べてみました。
珪藻土のバスマットにアスベストが含まれている可能性
我が家には、該当期間にカインズで購入した珪藻土のバスマットがあります。
ニュースによると、ニトリとカインズは該当製品を回収する意向だということはわかりましたが、当のカインズからはまだ連絡はないので、それまで様子見をしていました。
そして、今日(12月28日)カインズより「珪藻土商品の回収に関するお詫びとお知らせ」というメールが送られて来ました。
以下メールより引用します。
CAINZ NEWSLETTER
2020年 12月 28日号
珪藻土商品の回収に関するお詫びとお知らせこの度、弊社にて 2018 年 5 月 26 日より 2020 年 12 月 12 日まで販売いたしました一部の珪藻土商品において、法令の基準を超える石綿(アスベスト)が含まれている可能性があることが判明致しました。
検査の結果、法令の基準を超えるアスベストが 5 商品の検体から検出されました。弊社では、お客様の安全を第一に考え、上記 5 商品と同じ工法を用いて製造される等、検査では検出されなかったものの、法令の基準を超えるアスベストが含まれている可能性がある 12 商品を合わせた合計 17 商品を今回、回収対象と致しました。
つきましては、対象商品をお持ちのお客様は、直ちにご使用中止をお願い致します。対象商品を回収させて頂きます。
なお、対象商品については、通常の使い方で使用している限りはアスベストが飛散するおそれはなく、健康上の問題を生じさせるおそれはありません。しかしながら、削ったり割ったりした場合など破損したときには飛散するおそれがありますので、破損させないようにご注意をお願いいたします。
多大なるご心配をおかけいたしますことを、深くお詫び申し上げます。
記
1. 弊社の対応
当該商品を回収のうえご返金致します。2. 回収方法について
① 店舗へのお持ち込みが可能なお客様
お手持ちの商品をビニール袋に入れ、テープ等でしっかりと封をして頂き、最寄りの店舗までお持ち下さい。 店頭にて、商品回収とご返金をさせて頂きます。
お近くの店舗はこちらから
② 店舗へのお持ち込みが難しいお客様
最寄りの店舗、又は、下記のお問い合せ窓口までご連絡下さい。お手持ちの商品は、ビニール袋に入れ、テープ等でしっかりと封をして頂き、商品回収までご自宅で保管して頂くようお願い致します。その際、ごみとして廃棄したり、指定の方法以外で返却したりしないようにお願い申し上げます。
3. お問い合わせ窓口(お客様専用)
株式会社カインズ お客様相談室
専用フリーダイヤル〈無料〉
電話番号 0120-659-337
受付時間 10:00~18:00(元日除く)4. 回収対象商品
①検体から法令の基準を超えるアスベストが検出された商品
②検出されなかったものの回収対象とする商品
※詳細は下記リンクよりご確認ください。
対象商品と回収方法について
5. 回収対象商品の見分け方
下記リンクより「回収対象商品の見分け方」もご参照いただければと存じます。
改修対象商品の見分け方
なお、弊社では今回の事態を重く受け止め、今後はこのような事態を招かぬよう、原因を徹底的に調査の上、再発防止策を講じ、品質管理体制を抜本的に見直ししていく所存です。お客様には大変なご迷惑をお掛け致しますが、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
メール
「【重要】12/28 <再度のご案内> 珪藻土商品の回収に関するお詫びとお知らせ」より引用
メール内のリンクから確認してみると、我が家で使っていた珪藻土バスマットにはアスベストが含まれている可能性がある製品ではありませんでした。
しかし、回収対象の製品となっていたので、カインズ店舗に回収してもらいに行こうと思います。
珪藻土製品の処分方法がわからない
と、ここで違う疑問が出てきました。
我が家には、カインズのバスマットを購入する前に、もう1枚珪藻土のバスマットを購入していたのです。
そのバスマットの水分の吸収が悪くなってきたので新たに購入したものが、今回の該当製品であるカインズのバスマットなのです。
該当製品は回収してもらえばいいのですが、カインズで購入したものではない珪藻土バスマットはどのように処分したらいいのでしょうか?
通常だと粗大ごみに出すと思うのですが、アスベストが含まれている可能性がある製品ではないにしても、粗大ゴミに出すのは少し気が引けます。
今まで珪藻土の製品をゴミに出したことがなかったので、どのように処分すればよいかを調べてみることにしました。
そもそも粗大ごみって何だろう?
調べてみると、各自治体のごみの分別に関するページはたくさん出てくるのですが、「粗大ごみ」という言葉自体をきちんと説明したサイトがほとんどないことにビックリ。
そんな中、「ホームズ」という不動産売買・賃貸・住宅情報サイトに分かりやすい説明が載っていたので引用します。
粗大ごみ【そだいごみ】
家庭から排出される、家具や自転車、布団などの大きなものや、家電製品など小さくても燃やす前に砕かなくてはならないものをいいます。専用の施設に運ばれて破砕され、鉄分などを回収した後、可燃部分は焼却、不燃部分は埋め立て処分されます。
粗大ごみは各自治体に事前に申込みをした上で出すのが一般的です。家電リサイクル法やパソコンリサイクル法の対象となるもの、収集運搬が困難なものなどは申込みできません。
個人的には、その名の通り大きいもので燃えないものというイメージがありましたが、上記サイトの説明によると、「小さくても燃やす前に砕かなくてはならないもの」も含まれるのだということがわかりました。
珪藻土の製品は焼き物なので、処分する際は「陶器」に分類されるようです。
珪藻土のバスマットの場合は自治体にもよりますが、割れていない場合は大きさからいうと粗大ごみの扱いになるようです。
通常ごみを出す場合は出来るだけ小さくするのがマナーのようですが、珪藻土バスマットに関しては、割るとアスベスト飛散の可能性があるので、絶対に割ってはいけません。
我が家の2枚のバスマットは、ニトリとカインズの製品だった
我が家にある珪藻土バスマットは2枚とも割れていません。最初に購入したバスマットの処分をどうしたらいいのかということから、いろいろ調べていった結果、どうやらニトリの製品だったようです。
そして、そのニトリの珪藻土バスマットは、下記の詳細ページによると合格品でした。
安心して使用いただけるとのこと。ということで我が家の場合は、今所有しているカインズの珪藻土バスマット(アスベストは含まない)を後日店舗に回収してもらいに行こうと思います。
珪藻土バスマット付属の紙ヤスリについて
カインズの珪藻土バスマットを購入した時に、ヤスリがついていました。水分の吸収が悪くなったらこれで削ると以前のように水分を吸収してくれるというものでした。
当初は、「へ~。そうだったんだ。だったら前に使っていたバスマットも削ればよかったんだ」と思い、なんとなく捨てずに放置していました。
ですが、新しく購入したカインズの珪藻土バスマットの方も一度も削ることなく、今まで使ってきていました。
結果的には削らなくて正解だったわけですが(笑)
私の住む自治体での珪藻土バスマットの処分方法
私の住む自治体では、同じく12月28日付で、「珪藻土製品について」の記載がありました。
- 市が回収するごみには出せない
- また、アスベストの含有の有無が判明していない珪藻土製品については、メーカーや販売店、厚生労働省などから調査結果が出るまで、自宅保管すること
心配な場合は、ビニール袋などに入れて、テープ等でしっかりと封をして、保管してくださいと言われても、心配ですよね。
まとめ
今回いろいろと調べた結果、我が家にある2枚のバスマットはどちらもアスベストを含むものではありませんでした。調べてみてちょっと安心しました。
- ニトリの製品については回収はなし。
- カインズの製品については回収あり。
今後、ニトリの製品を処分する場合はどのようにするのかという問題が残っていますが、今後の厚生労働省や自治体の判断を待ってから考えたいと思います。
【厚生労働省】石綿(アスベスト)含有品の流通と販売者による回収について

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